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先週末は第44回日本ギターコンクールでした。 私は、中学、高校、シニア、上級の審査を担当しました。 「コンクールで勝つ方法」みたいなものがあればと審査しながらも考えたりしますが、結局のところ「実力のある人が勝つ」というのが90%以上です。「実力面で少し劣るかもしれないけど上手くやって点を稼いだ」という例はめったにありません。 良く考えると、そりゃそうです。 私が留学中に習っていた先生方も若いころは百戦錬磨のコンクール奏者だったのですから、彼らが教えてくれなかった秘訣なんて、そうそう見つけられるものではありません。 とはいえ、「秘訣」とまでは言えないけれど、コンクールで当然意識しておいたほうが良いことがたくさんあります。今回の審査で気になったことをいくつか挙げましょう。 (日本ギター協会の公式見解ではなく、一審査員の見解です。) ・音色は大事 たとえばの話、ハスキーボイスで歌うジャズはかっこいいですが、その声でオペラを聴きたいでしょうか?まぁ、1曲ぐらいなら面白く聴けるかもしれませんけど。。。 曲に合った音色を使うことはすごく大事です。モーツァルトのアリアをハスキーボイスで歌った人が声楽のコンクールで優勝することは考えられませんよね。 ・楽譜を読んで 読んでいるに決まっていると言われそうですが、少しでも「聞き覚え」の部分があれば、審査員にばれます。 変拍子も含めてほとんどの曲に強拍と弱拍があり、表と裏があります。それを無視して音符を並べていると、楽譜がわかっていないということです。 ・曲選びも勝負のうち 上級部門では、「曲が難しすぎて自滅してしまう人」と「曲が簡単すぎて能力を隅々まで披露するチャンスがないまま終わる人」の両方が見られました。上級だから簡単な曲ではいけないというわけではないですが、上級と言えるほどの様々な音楽性とテクニックを表現できる曲かどうか、考えてみてください。 ・和声感を出して 難しいことは言いません。明るい和音は明るく、暗い和音は暗く、和音の雰囲気に合った演奏をしてください。 他にも、堂々とした感じとか、おぼろげな感じとか、冷たい感じとか、温かい感じとか、いろいろありますよね。 それだけ出来たらかなりのもんです。 次の段階としては、今の雰囲気から次の雰囲気への連結を意識してください。雰囲気の変わり方はグラデーションがいいですか?急に変わるのがいいですか?和音が向かっていく感じですか?それとも強引に次の和音をねじ込んできた感じですか?そして、期待通りの行き先ですか?それとも意外な行き先ですか? オヌール部門ぐらいのレベルの奏者の演奏は、指が動くだけではなく、こういう面でのレベルが高くなってきます。 少しでも参考になれば・・・
by kamegt
| 2017-08-09 14:50
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