今年も京都産業大学ギタークラブの指導に行くことになりました。
クラブのカラーを変えないように、必要なノウハウを上乗せできたらと思います。これがなかなか難しいことなのです。
大学のクラブにはいろんなカラーのところがあります。
指導者のカラーに染まっているものの、プロの指導による洗練された音楽をやるところもあれば、自分たちで試行錯誤して苦労の末に作り上げた渾身の力を振り絞った音楽を聞かせるところもあります。
京都産業大学のギタークラブはどちらかというと後者です。
おそらく、長い伝統の中で誰かが試行錯誤の結果として様々なことを発見し、それを後輩に語り継いできたことでしょう。その繰り返しのなかで蓄積してきたノウハウが、クラブの柱になっているように思えます。
そして、部員たちはそれに敬意を持っているでしょう。
幸いにも、このクラブにはとんでもない誤った情報などは無いように思えますが、仮にあったとしても、いきなりそれをぶち壊すのではなく、敬意をもって軌道修正していくことが大事なのではないかと思います。