ベガムジーク「ソルの魔笛分析」講座は無事に終りました。
ありがとうございました。
ソルの魔笛と言うと、定番中の定番。
すでに多くの方に語り尽くされていますし、ちょうど現代ギターでも連載されています。
講座の内容が、「現代ギターを読んだら同じだった」となってしまっては申し訳ないので、社会的、歴史的背景から作品に切り込む内容にしました。
モーツァルトとフリーメイソンとの関わりについてのお話に15分ほどかかりました。
短くまとめたかったのですが、意外に重要なポイントです。
モーツァルトが一般的なオペラブッファではなく、ジングシュピールというスタイルでこの作品を仕上げたことが、いかに特徴的な出来事であるかは、その後の世代が頻繁に魔笛の主題を採用したことに対して大きな意味を持ちます。
講座では取り上げませんでしたが、モーツァルトは生活が苦しいときに借金のお願いの手紙を書いた相手も、フリーメイソンの仲間です。
この手紙は、モーツァルトがいかに貧乏であったかを語られるときには頻繁に取り上げられます。
ソル魔笛の序奏の冒頭の和音、モーツァルトの魔笛の序曲の冒頭の和音。
初見でわかるほど、共通するものです。
そして、その和音がフリーメイソンの象徴を含んでいることを考えれば、どう弾くかが導き出されます。
おっと、ここでも話が長くなってしまう。。。
次は、29日金曜日、グラナダライブです。
関西のギター界ではおなじみのライブバー・グラナダに半年ぶりの出演です。
今回は、有名作曲家の演奏機会の少ない曲がテーマです。
皆様のご来場をお待ちしております。