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クラシックギターの弦は価格がピンキリです。 1000円程度のものもあれば、倍以上するものもあります。 何を選ぶのか、最初は迷いますよね? 最初に書いておきますが、一番大切なのは楽器との相性です。 同じテンションの弦を張っても、強く感じる楽器もあれば、弱く感じる楽器もありますし、 音の伸びも楽器によって違います。 さて、個別のレビューを。 1、ダダリオ プロアルテ 私は、ロマニロスにこの弦のノーマルテンションを使っています。 最も透明な音色の弦だと思います。 音程の狂いも少なく、強弱や音色の変化の幅が広い。 演奏者の思惑や実力が反映されやすいのです。 まったくの初心者のころには、この弦を魅力的には感じませんでした。 2、ダダリオ プロアルテ コンポジット 上のプロアルテに、特殊素材の3弦と、コーティング済みの低音弦を組み合わせたもの。 普通の3弦も付いています。 この新しい3弦は、個性的すぎて使っていません。 (合奏用アルトギターの4弦としては使いやすい。) 低音は、普通のプロアルテと比べ、輪郭を強調するかのようにエッジが効いた音なので、 音が曇りやすい湿気の多い時期に重宝します。 3、サバレス アリアンス フロロカーボン素材なので、比重が重い。 その結果、細くて張りの強い弦になっています。 その高音は透明かつきらびやかで、非常によく伸びます。 しかし、強弱や音色の変化の幅は狭いです。 楽器の状態やレパートリーに応じて、この特徴を欲したときに使います。 4、ハナバッハ いかにもドイツらしい、かっちりとした音色。 高音は、ややざらついた音色で、暗さを持っています。 力が逃げずにダイレクトに音になる感じがします。 低音は、弦が暴れない引き締まったタッチと音色で、音がまっすぐ飛んで行く印象です。 見ていても振動の様子が均一で、上下左右に動き回る感じではありません。 フリニャーニに黒を使っています。 フリニャーニは非常に明るい音色の楽器で、この暗い音の弦を張っても、まったく暗さを感じません。 また、以前ホセ・ルビオを持っていたときにも使っていました。 ルビオはとても暗い音色ですが、この弦と相まって、いぶし銀の渋い音色を奏でてくれました。 5、オーガスティン ハナバッハと対照的な、明るく色気のある音色。 やや精度が悪く音程が悪いのが残念ですが、それでもユーザーが多い魅力的な弦です。 高音は、甘く粘る感じで、エロティックな歌い回しに最適。 低音は、やや暴れますが、音が大きく広がっていきます。 ハードは青、ノーマルは赤で、高音は精度を高めたリーガル(紫)があります。 リーガルは、青や赤よりは色気が控えめで、テンションも中間的に感じます。 最近、久々に黒を張ってみました。 音程は、もしかしたら昔より良くなっているような気がしますが、ハイポジションでの上ずりなどが若干感じられます。 高音弦の太く甘い中にギラっとした煌びやかさが聞こえてくるのは、さすがオーガスティンです。 低音は、4弦あたりは良好だったのですが、6弦がぼやけています。 これは個体差による当たり外れとか、楽器との相性で結構変わりそうな気がします。 6、エクセレンス セシリア 赤、黒、緑、青があります。 赤は、プロアルテノーマルと非常に似たタッチで、変化に飛んでいます。 基本的な音色が、プロアルテよりややざらつきがあり、ふくらんだ感じです。 ロマニロスに時々使います。 黒は、そのハードテンション。より直線的に響きます。 緑は、オーガスティン赤と似た雰囲気ですが、もっとやわらかく粘ります。 以前、ラミレスを持っていたときによく使っていました。 青は体感上一番テンションが強いです。 7、ドーガル ディアマンテ ギターでは、あまり馴染みのないメーカーでしたが、イタリアではマンドリン弦のシェアNo.1、ヴァイオリン弦の老舗メーカーだそうです。 メーカーの方が日本に来られたときに同席したことがありますが、この弦はまったく新しい発想で作られているそうです。 高音はカーボンを含む素材で、明るくはじけるような音色。 力を込めずに軽く鳴りますが、ステージで客席の奥まで突き抜けていく不思議な音です。 低音は、パラシュートを作る特殊なナイロンを細く編んだものに金属を巻いているそうです。 キャンプのテントや、プラダのバッグの素材などが近いとのこと。 非常に弱いテンションで楽器への負担を軽減します。 それなのに、まるでハードテンションのような感触で弾けるという、これもまた不思議な弦です。 音も、明るく軽やか。 力任せに弾くことができない弦ですが、軽く弾いても音が通ります。 最初はかなり戸惑いました。苦笑 その2へ
by kamegt
| 2009-07-26 00:29
| 楽器・弦
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