先に言っておきます。今回の記事は自己責任で参考にしてください。
良い子はマネしないでください。
さて、19世紀ギターのペグですが、モダン楽器から乗り換えた方は調弦がうまくいかないと悩んでいる方も多いのでは?
私のところにある楽器は1830年ごろのウィーンの楽器で、そこそこ調整されているのですが、やはり調弦に時間がかかることがありますし、その日の湿度などで上手くいくかどうかが変わってきます。
ということで、邪道中の邪道なのですが、木ペグからウクレレ用のペグに変えてみました。
左の写真が完成図。あまり違和感ないでしょう?
右上は、元のペグとの比較。
右下は、ウクレレペグの部品全部です。奥はドライバー。
作業はドライバー1本で30分もかかりません。
私の場合は、楽器本体を加工するのが嫌だったので、そのままで取り付けられるサイズを探しました。
台湾のメーカーで、ヤマハのギターの部品なども作っているそうな。
手に入りやすいものといえば、GotohのUKシリーズでしょうか。
ペグ穴が大きい楽器なら、バンジョー用のものが合うでしょう。
しかし、ウクレレ用は軽いので、こちらの方が音への影響は小さいと思います。
実際に私の場合はどうだったかというと、部屋で弾く分には劣化を感じません。
もちろん、まったく影響がないわけはないので、どの程度かはやってみないとわかりません。
貴重な19世紀ギターの改造を安易に勧めるのは気がひけますが、
ヘッドごと改造してしまおうとお考えの方は、一度試してみる価値はあるのではないでしょうか。