今日も本番。
おかげさまで大盛況でした。
一昨日の松澤さんは、私の向かっている方向を敏感に察知して、私に付いて来るのではなく、同じ方向に彼女のやり方で進んで行ってくれる人でした。
私の音楽が、次に何が起こるのかを感知して、待ち合わせをしなくても、大事な瞬間にはそこにいるという感じでしょうか。
また、「次はこんな音色が欲しいな」と思って弾けば、それを汲み取った上に、さらに一工夫加えて応えてくれます。
今日の田中さんは、私の全体像が見える距離まで1歩下がっていながら、彼女が主張すべきところでは、一瞬で私を追い越して前に立っているという感じです。
どちらにスポットライトがあたるべきなのかを、自由自在にコントロールしています。
曲が盛り上がるシーンでは「ここは2人で全力で突進!」と言っているのが、演奏でしっかりわかりますから、安心して突進できます。
言葉にすると複雑ですが、お互いの直感に訴える感じですね。
ニュータイプ?笑
いやいや、車を運転しているときに、周りの人の動きを読むのと同じですね。
考えてもわからないけど、直観的なイメージと大体同じように車窓からの風景が動きます。
違ったタイプの素晴らしい演奏家2人と短い期間での共演。
とても刺激になりました。